当院の看護師さんが日本糖尿病療養指導士に合格しました
当院の看護師さんがCDEJ(日本糖尿病療養指導士)に合格しました。
これで当院はCDEJ2名体制になります。もう一人のCDEJは今秋に糖尿病看護認定看護師の試験に合格し、晴れて糖尿病看護認定看護師になる予定です。
今回は、医療従事者の糖尿病の資格についてお話しようと思います。
CDEL(地域糖尿病療養指導士)、CDEJ(日本糖尿病療養指導士)、糖尿病看護認定看護師の3つに大別されます。
資格の取得要件は、リンクの通りです。ざっくりまとめると、以下のように、①対象となる職種、②実務経験、③修了すべき教育課程、④審査方法に違いがあります。
※CDELは各都道府県毎に団体が分かれています。ここでは神奈川糖尿病療養指導士を指すものとします。
①対象となる職種
CDELは国家資格は不要で、CDEJは看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士の5職種のみ、糖尿病看護認定看護師は看護師のみが対象となります。
②実務経験
CDELは、糖尿病のある方への療養支援に従事した経験が2年以上必要です。
CDEJは、恒常的に糖尿病の外来診療・患者教育・食事指導が行われている医療機関で、糖尿病専門医(またはそれに準ずる医師)の指導のもと、2年以上継続して勤務して、糖尿病の療養指導を行うことが必要です。
糖尿病看護認定看護師は、糖尿病看護分野の実務経験が3年以上必要です
③修了すべき教育課程
CDELは、所定の研修会に参加して単位を集める必要があります。
CDEJは、日本糖尿病療養指導士認定機構の講習を修了する必要があります。
糖尿病看護認定看護師は、所定の教育機関の入試に合格し、概ね800時間程度の授業・カリキュラムを修了する必要があります。
④審査方法
CDELは作文、CDEJと糖尿病看護認定看護師は試験で審査されます。
取得の難易度が高い順に、糖尿病看護認定看護師>CDEJ>CDELとされています。
野球で例えるなら、糖尿病看護認定看護師→メジャーリーガー、CDEJ→日本プロ野球選手、CDEL→甲子園出場選手のような感じです。
(もちろん、みなさん熱意をもって糖尿病の療養支援を行っていることには変わりはありません)。
糖尿病領域の診療は、医師だけの診療では不十分で、医師・看護師・管理栄養士等で協力してチーム医療を行うことが重要です。
当院では、経験豊富なスタッフとともに、チーム医療を実践していきます。